7月5日21:14
今日の昼に箸のないARIMU。
頑張ってスプーンを使ってサラダを食べるが口内炎が痛いみたい。
こんな時に私が何か持っていれば。。。
そこで私は提案する。
『私ストローなら2本あるからストローではさんで食べたら?!』
世界中の誰もが、
『ARIMUがそんな平松の言動、相手にする訳ない。』
と思った。
でも、いつだって世界を驚かせてきたARIMUがその期待に応えない訳がない。
ARIMU『ストロー私も持ってる』
そう言って立ち上がった。
勿論戻ってきたARIMUの手には二本のストロー。
私は祈る思いで見守る。
ストローが野菜をつかむ。
『持ち上がれ~』
心の中で何度も叫ぶ。
気づくとそれは、ジブリさんの魔女の宅急便のクライマックス。キキがデッキブラシにまたがった時に応援する気持ちによく似ていた。
君なら出来る。
そう思った。
………でも現実はいつだって残酷だった。
くにゅり。。。
と曲がったストローは野菜を持ち上げることはなかった。
途端に、私は目が覚める。
何て酷いことを発案してしまったんだろう。。。
私がこんな事さえ言わなければ誰も傷つくことはなかったのに。。。
そう思って私が立ち上がり3歩ほど歩いた。
そこに眩しい光。
光源のアウトラインをたどるように見つめ、息をのんだ。。。
WARIBASHI。
そこにはWARIBASHIが2ぜん。
りえさんの机に存在していた。
りえさんはまるで女神のように微笑み、その割り箸をくれた。
もしかしたらりえさんではなく,
割り箸の女神だったのかもしれない。
今ならそう思える。
ARIMUの口内炎が早く治りますように。